はじめに
3月11日(土)、2023年リーグ戦第4節、vsヴィッセル神戸戦が行われました。
結果は、1ー0で浦和レッズが勝利!
是が非にも勝ちたかったゲームで、見事完封勝利しました!
今回の勝ちは、今後上位争いに食い込んでいくためにも、とても大きな勝利になりますね。
そこで今回も、この試合を観て感じたことなどを綴ってみたいと思います。
※サッカーの素人が、チーム状況を勝手に想像しつつ述べた個人的見解です。
実際のチーム状況とは異なる部分が多々あるかと思いますが、その前提でご覧ください。
試合全体の印象
今シーズン、試合を重ねるごとに、少しずつチームとしてまとまってきている印象があります。
今回の試合は、Jリーグの中でも屈指の個の力を持った選手がそろうヴィッセル神戸が相手。
浦和レッズがいかに失点せずに、試合を進められるか‥
いつも以上に、先制点が非常に大事な試合だったと思います。
今の浦和レッズは、まだ攻撃の連携は整理・構築の途上‥
セットプレーと併せて、得点力は1試合で2得点くらいまでの印象なので‥
先制点を取られると、なかなか逆転は難しいのではないかという印象。
そうした中で、この試合では先制点を奪取し、その後は堅い守りで守り切るという‥
理想のゲーム展開で、勝ち点3をゲットすることができました。
やはりチーム作りは守備から。
新加入したホイブラーテン選手が徐々にチームにフィットし、
チームとしてプレスが連動し始め‥
安定のセーブ、守護神西川選手の活躍と共に‥
昨シーズンからの堅い守備が復活してきたのは、とても大きいですね。
攻撃面の印象
この試合では、攻撃面でも少しずつ連携がスムーズになってきた印象がありました。
前節の駒場での今シーズンのリーグ戦初勝利で、選手たちの肩の力が抜けてきたのもあるのでしょうか‥
前節までよりもパスが良く回り、パスがズレるようなシーンが少なくなったように感じました。
スコルジャ監督は、極端に自分の色を出すような采配はしないものの‥
今ある良いものを活かしつつ、堅実にチームを作り上げていくのが上手い監督なのかもしれません!
焦ってチームを大きくいじくること無く、少しずつチームのメンバーを入れ替えて改善していくあたり‥
さすがは、ポーランドリーグで4度のリーグ制覇を成し遂げた監督といったところでしょうか‥
今後、攻撃面での連携がよりスムーズになっていくといいですね。
また、チームとして、いくつか攻撃のパターンが共有できていた印象がありました。
伊藤選手の得点シーンなども、試合前のスカウティングの分析などを踏まえて、チームとして狙っていた形で得点できたようです。
チームとして徐々に攻撃の狙いや再現性が構築されてきたので、今後の得点力アップに期待が高まります!
選手の印象
興梠選手
このところワントップのFWは、興梠選手がスタメン・ファーストチョイスになり‥
やはりシーズン前半戦は、興梠選手が主軸となっていきそうな感じですね。
今シーズン、興梠選手は、キャンプインの時点でかなり身体を仕上げてきたそうです。
その分、興梠選手のコンディションのピークがシーズン前半にきてしまい‥
シーズン後半に、年齢的に疲れも溜まってきて、コンディションを落としてしまうのではないかと、少し心配してしまいます。
シーズン前半戦、興梠選手が個の力でチームの攻撃を引っ張っている間に‥
チームとして攻撃面での連携・再現性を高めて‥
様々な攻撃のバリエーション・パターンを増やし、チームとしての得点力を高めていってもらいたいところです。
モーベルグ選手
今シーズン当初、モーベルグ選手は、コンディションが整っていない様子でしたが‥
この試合では、先日のルヴァンカップvs湘南戦と同様、一人で抜け出してチャンスとなったようなシーンがあったり・・・
試合ごとに、少しずつ調子が上向いてきているようです。
このまま調子を上げて、昨シーズンの好調時のように、早く毎試合、試合を決めるような得点等の活躍を期待したいですね!
リンセン選手
一方、後半途中から交代で入ったリンセン選手は、この試合でも試合に入り切れていない様子で‥
荻原選手からのクロスのシーンなど、シュートが打てそうな場面で、準備ができていなかったのかシュートが打てなかったり‥
本人の雰囲気から、メンタル的にも少し元気がなさそうなところも気になります。
興梠選手とは特長が違い、前線でタメを作って押し上げる時間を作るようなFWではないようですが‥
それに加えて、周囲との連携はもちろん、Jリーグのサッカーへの適応や異国の地での生活やコミュニケーションの問題など・・・
いろいろと難しい時期を過ごしているのかもしれません。
チームにフィットして力を発揮できるようになるには、まだ少し時間がかかるかもしれませんが‥
我々サポーターとしては、すぐに目に見える結果を求めるのではなく‥
徐々にチームにフィットしていく様子を暖かく見守り、力を発揮してもらえるよう、長い目で応援していきたいですね。
小泉選手・大久保選手
小泉選手が、切り返しからキーパーの逆をついてミドルシュートを放ったシーン‥
相手キーパーは逆をつかれていたので、あとは枠に飛ばせば・・・というような非常に惜しいシーンでしたね!
また、大久保選手は、浦和レッズの得点のシーンで、チームとして狙っていた形で裏抜けし‥
ホイブラーテン選手からのフィードをうまく折り返して、伊藤選手の得点につなげました!
その他にも大久保選手は、度々中央で攻撃の起点になったり、惜しいシュートシーンがあったり‥
小泉選手、大久保選手共に、あとは最後のシュートに持っていくところ、枠に入れるところなのかなと思います。
そこが一番難しいわけではありますが・・・汗
最後のシュートのところで決められるようになると、もう一皮剥けて、怖い選手・試合を決められる選手になっていけると思うので‥
このまま貪欲にチャレンジして、個の力を高めていって‥
日本代表候補に選出されるような、試合を決められる選手になってくれることを期待したいですね!
岩尾選手
岩尾選手は、チームの配球役としてゲームをコントロールしていることもあり‥
特に後半、何回かヴィッセル神戸の猛プレスに狙われて、2回ほど危ないシーンがありました。
危ないシーンのプレーについて、本人は猛省していたようですが、それだけチームの中心として認められている証でもあります。
年齢が高いにもかかわらず、昨シーズンから比べても、更に成長を続けている岩尾選手。
ACLの決勝では、神戸以上に個の力を持った選手たちに、ボールの取りどころとして狙われる可能性もあります。
岩尾選手が相手に狙われた中でも、チームとしてうまくプレッシャーを回避して攻撃を展開していけるよう‥
4月後半のACL決勝に向けて、岩尾選手もチームとしても、さらに成長を続けていって欲しいですね!
明本選手・荻原選手
そして、前節に引き続きこの試合でも、終盤に荻原選手が左SBに入り、明本選手が一つ前の左WGに移動し‥
明本選手の前への推進力と、荻原選手との二人の関係性から、何度か決定的なチャンスを作り出していました。
今後も、左サイドが浦和レッズの攻撃のストロングポイントになっていきそうな感じです!
明本選手は身体の強さと前への推進力、荻原選手はサイドからのクロスという‥
二人がコンビを組むと、それぞれが持ち味・良さを発揮して、気持ち良さそうにプレーしていそうな雰囲気があります。
連携面で相性が良さそうな二人、今後は、よりコンビネーションを磨いていって‥
左サイドからの攻撃が、浦和のストロングポイントになるよう、さらに攻撃力を磨いていってもらいたいですね!
守備面の印象
守備面では、チームとして、攻守の切替からのプレスが平均的に早くなってきた印象を受けました。
DFラインの連携も、試合を追うごとに良くなってきている印象です。
そして、戦える選手、ホイブラーテン選手!
ショルツ選手と共に、大迫選手を相手に対人の強さを発揮し、ほとんど決定的な仕事をさせませんでした。
試合後のホイブラーテン選手の、やり切った感のある表情と笑顔!
既にチームにかなり馴染んでいる印象を受けます。
今後、優勝争いに絡んでいくため、あるいは特にACLなどの大事な試合では‥
この試合のように、しっかり守って失点を最小限に抑え‥
1-0でしっかりと勝ち切る試合を増やしていくことが必要になってきます。
今回、ヴィッセル神戸という個の力のある選手の多いチームに対し‥
1-0というスコアで勝ち切れたことは、とても大きい意味のあることだと思います。
こうした試合を積み重ねてチームとして自信をつけて‥
ACL決勝に向けて、チームを仕上げていって欲しいですね!
終わりに
噂のFW、ホセ・カンテ選手が、いよいよ正式加入発表が近いのではないかとの報道がありました。
前回のギアクマキス選手のように、公式発表があるまでは最後までわかりませんが‥
今回こそは大丈夫でしょう!(と信じたい)‥
今の浦和レッズは、徐々にチーム状況が上向いている時期なので‥
この時期の加入ならば、本人も気負いすぎることなく、良い雰囲気の中でプレーできるものと思います。
すぐに結果を求められるような変なプレッシャーを感じず、チームへのフィットも早いのではないかと期待します!
4月下旬のACL決勝までは、もう残り1か月半程度。
ホセ・カンテ選手には、なるべく早めに正式加入してチームに合流してもらい、公式試合の中で連携を高めて‥
チームとして、ACL決勝までに様々な攻撃のオプションを増やして‥
ACL3度目の優勝に向けて、チームをしっかりと仕上げていって欲しいですね!