●浦和レッズ・今季初勝利ならず‥ 2024J1リーグ第2節 vs東京ヴェルディ

目次

はじめに

2024年3月3日(日)、2024シーズンJ1リーグ第2節、vs東京ヴェルディ戦が行われました。

ホーム開幕戦、是が非でも今シーズンの初勝利が欲しかった試合でしたが‥

結果は、1-1での引き分けでした‥悔

ヘグモ監督に率いられる2試合目の試合、ホーム埼スタの開幕戦。

5万人を超えるサポーターが作り出す最高の雰囲気の中で、何とか今季初勝利をと願っていた試合でしたが‥

残念ながら、今シーズン、そしてヘグモ新監督の初勝利はお預けとなりました。

今回も、そんな試合を観て感じたことなどを綴ってみたいと思います。

※サッカーの素人が、チーム状況を勝手に想像しつつ述べた個人的見解です。

 実際のチーム状況とは異なる部分が多々あるかと思いますが、その前提でご覧ください。

試合展開と印象

この試合では、初戦で途中出場から多くのチャンスを作っていたWGの前田選手が、残念ながらコンディション不良で欠場‥

満員に近い埼スタ初戦で、出身チーム相手に何かをやってくれそうな期待感があった前田選手の欠場は、本当に残念でしたね‥泣

また、怪我から復帰途上のソルバッケン選手、骨折中の大久保選手も共に欠場‥

ヘグモ監督の4ー3ー3システムで攻撃の肝となるウイングの選手の多くが、ベンチ外となりました。

そんな浦和レッズは、試合開始からボールは保持しつつも、前線や中盤の選手との呼吸が合わないのか、なかなか前進できず‥

攻め手が見つからない感じで、浦和レッズがバックライン、東京ヴェルディの守備ブロックの外をパス回しする展開‥

一方の東京ヴェルディも、そこまで前から追ってくることは少なく、膠着状態が長く続きました。

そんな展開の中で、前半終了間際、「前半はとりあえず失点無くゼロで終えられればいいかな」と思いはじめた矢先‥

東京ヴェルディのコーナーキックの後、ゴール前の混戦からこぼれ球を押し込まれて、東京ヴェルディが先制‥泣

前節に引き続き、「サッカーあるある」の、前半終了間際の痛い失点でした。

この失点のあと、気になったのは‥

まだ前半終了間際、1点を先制されただけにもかかわらず‥

浦和レッズの選手達が下を向いて、悲壮感が漂っているように見えたことです。

後半途中からは、浦和レッズは段階的に選手を入れ替えて‥

交代で入った中島選手や大畑選手、興梠選手などが徐々にチャンスを作り始め‥

大畑選手の惜しいシュートシーンなど、浦和レッズが徐々に攻勢に転じた中‥

後半44分に、ペナルティエリア内で大畑選手が倒されて、浦和レッズがPKを獲得。

そのPKを、PK職人のショルツ選手がしっかりと決めて、浦和レッズが追いつき、1-1の同点に!

その後は、会場の雰囲気も相まって、浦和レッズがイケイケの雰囲気の中で、攻勢に出ましたが‥

結局スコアは動かず、そのまま試合終了、1-1の引き分けとなりました。

是が非でも今季初勝利が欲しかった試合ではありましたが‥

試合全体で見れば、浦和レッズのパワーが足りなかった時間も多かったので‥

内容的には引き分けでやむ無しかな、という印象の試合でした。

選手・監督を観察

グスタフソン選手

今シーズン新加入、埼スタ初見参となった、MFのグスタフソン選手。

この試合でも、狭いところでボールを受け、さらりとしたボール扱いで相手を交わしてボールを捌いていくシーンや‥

コンパクトな脚の振りから、大きな展開で綺麗な弧を描くロングパスなど‥

随所に、キラリと光る高い技術を魅せてくれました。

一方、後半途中で、グスタフソン選手が相手選手と接触して、頭部を痛んで倒れてしまった時‥

当初、周囲の浦和レッズの選手達が誰も近寄っていかないのは、少し心配になりました‥悲

周囲の選手達が、グスタフソン選手と馴染んでいないのか、全般的にチーム内の選手同士にまだ遠慮があるのか‥

グスタフソン選手だけで無く、1点を先制されたシーンを含め、今シーズンの浦和レッズは‥

選手達が、まだまだ一つのチームになりきれていないのかなと感じました。

選手の入れ替えは、一昨年などと比べれば、そこまで多くは無かったものの‥

監督やコーチ陣が替わったということも影響しているのかもしれません。

グスタフソン選手のプレー面でも、もっと試合を重ねて、周りの選手達がグスタフソン選手の技術や個性を理解し信頼してくれば‥

グスタフソン選手にパスを入れて、そこから大きく展開して攻撃に繋げていくなど‥

チームとして、グスタフソン選手を活かせるような戦い方ができてくるのかなと感じました。

ヘグモ監督

ヘグモ監督は、開幕からこの2戦‥

遠くアジアの国で、初めて日本人のメンタリティに触れ、Jリーグのサッカーを目の当たりにして‥

文化も性格も選手のメンタリティも、初ものづくしの中で‥

様々な面で、試行錯誤しながら、苦労しながら、指揮をとっているのかなと思います。

前所属チームでの腹心とも言える、MFのグスタフソン選手と共に加入してきたとはいえ‥

戦術面での問題だけでなく‥

チームとして力を発揮させる土台、チームを一つにまとめていくというマネジメントの部分でも‥

だいぶ苦労をしているのかなと想像します。

昨年は、スコルジャ監督が優秀だったのはもちろんですが、4月末からのACL決勝が控えていたこともあり‥

開幕戦からACL決勝までは、前年までのチームを大きくいじることはせず‥

これまでのやり方を踏襲し、チームを完成させることに、主眼を置いていたように思います。

対して、今年のチームは、これまでのやり方を活かしながらも、チームをアップデートしていくために‥

あえてシステム変更にも挑戦し、シーズンを通じて、チームを完成させていくつもりなのかなと想像します。

この試合でも、付け焼き刃的に修正すれば、もしかしたら目の前の試合には勝てたかもしれませんが‥

今シーズンの浦和レッズは、おそらく、それは目指してはいないと思います。

ヘグモ監督は、自身の戦術の原則は示し、いくつかの解決策は示しながらも‥

選手達が自らの判断で、選手達が解決策を探ることを求めているのかなと、勝手に想像しています。

解決策の案は提示するが、どれを選択するかは選手達の判断とスキルに委ねる‥

選手達の自立を求めているのかなと感じています。

ヘグモ監督がそれを求める中で、今の浦和の選手達にそれができるのか‥

今シーズンの浦和レッズの選手達には、サッカーの技術だけでなく、新たな思考、判断力が求められていると感じます。

なかなか難しいチャレンジなのかなと思います。

ともすると、しばらくは結果がついてこない時期が続くのかもしれません‥汗

しかし、そのチャレンジが上手くいった場合には、チームは2段階くらい成熟していくのかなと思います。

例えば昨シーズン優勝したヴィッセル神戸には‥

大迫選手や武藤選手、山口選手や酒井選手など‥

海外や日本代表での経験も豊富な、自立したメンタリティを持った選手が多かったように思います。

酒井選手や興梠選手だけではなく、浦和レッズの他の多くの選手達が、その領域に近づいていくことができれば‥

自ずとリーグ優勝も見えてくるのかなと思います。

一方で、今のヘグモ監督のやり方が、しばらく経ってもなかなか上手くいかなかった場合には‥

ヘグモ監督が、どのくらい柔軟性を持って、今のやり方に固執せず変化させながら解決策を探っていくのか‥

少し長い目で、チームの成長を見守っていきたいなと思います。

とはいえ、結果がついてこないと、どうしてもファン、サポーターや外野が騒がしくなってきたり‥

チーム内に不協和音が生まれて、選手達は、監督のやり方にだんだん疑心暗鬼になっていく‥

選手の監督へのリスペクトが無くなり、チームがバラバラになってしまうこともありうるので‥

まずはどんな形でも、3月中には初勝利という結果が欲しいところですね!

また、この試合テクニカルエリアには、ヘグモ監督ではなく、他のコーチが指示を送っているシーンが多く見られました。

監督の個性や性格によって、選手へのアプローチの方法はいろいろ違うのかなとは思いますが‥

個人的には、浦和レッズのチームカラーには、テクニカルエリアで選手を鼓舞する監督が馴染むのかなと思います。

これまでのスコルジャ監督やリカルド・ロドリゲス監督、大槻監督のように‥

ヘグモ監督も、タッチライン際ギリギリのところで、熱く選手を鼓舞する姿を見せてくれたらいいなと思います!

終わりに

開幕から2試合、残念ながら浦和レッズは、まだ優勝を狙っていけるような勢いや迫力のある戦いを見せられていません。

チームビルドには、もう少し時間がかかりそうです。

長いシーズン、チームの成長に向けて、今は我慢の時期‥

我々サポーターは、少し長い目で、温かくチームの成長を見守りつつ‥

目の前の一戦一戦を、引き続き熱く冷静にサポートしていきましょう!

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この記事を書いた人

シーチケ歴12年目の浦和レッズサポーター
応援する気持ちを表現・共有したくブログ発信
『サッカー観戦・応援で人生を豊かに』

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