はじめに
ドイツ・フォルクスワーゲン・アレーナにて、現地時間9月9日(土)夜(日本時間9月10日の早朝)サッカー日本代表の国際親善試合、日本代表vsドイツ代表の試合が行われました。
結果は、日本代表が4-1での快勝!
ドイツ代表に対し、2022ワールドカップ初戦に続き、2連勝となりました。
そこで今回は、サッカー日本代表の試合を観て感じたことなどを綴ってみたいと思います。
※サッカーの素人による、個人的な感想、見解ですので、実際とは異なる場合が多々あるかと思いますが、ご容赦ください。
試合の印象等
試合展開
試合開始直後は、日本代表が少し押し込んだものの‥
5分、10分と経過するにつれて、ドイツ代表がボールを保持して、徐々に日本を押し込んできたなという展開の中で‥
前半11分、ショートカウンターから、右サイドの菅原選手のクロスに、伊東純也選手が上手く合わせて先制点!
その後、19分に左サイド→中央→右サイドとボールを回され、最後はドイツ代表レロイ・サネ選手に決められて同点とされるものの‥
その数分後に、またもや右サイドの菅原選手のクロスから、伊東純也選手が逸らしたボールを、上田選手が合わせて得点!
すぐさま日本代表が2-1と再びリードして、そのままスコアは動かず、前半が終了となりました。
そして後半はドイツ代表に押し込まれる中、日本代表は4バックから3バックに変更して対応し‥
時折、鋭いカウンターを見せたりしている中で‥
終了間際の89分とロスタイムに、カウンターから久保選手のツーアシストにより、浅野選手と田中選手が連続得点!
4-1での快勝となりました。
国際親善試合とはいえ、相手国のアウェイの地で、常に先手を取って試合をリードし‥
終盤には追加点を決めて、リードを広げて試合を終えるという、理想的な試合展開となりました。
日本代表の選手達の個の力
今回の試合を観ていて、日本代表の選手達の個の力が更に成長しているなと、改めて感じました。
何よりもまず状況判断が速く‥
そこに止める、蹴るという基本のボール扱いの上手さ、球際の強さ、そしてメンタル面での落ち着きが加わって‥
トラップのワンタッチ目で相手を外したり、ボールを奪った後の素早い状況判断からの正確な速く強いパス‥
狭い局面で相手に寄せられてもボールを失わず、狭いところでも、遠くにも縦にも正確にパスを出せる技術‥
相手が寄せてきても、虚勢ではなく落ち着いてボールを捌くメンタル‥
日本代表の選手達は、本当に上手いな、成長しているのだなと、改めて感じました。
いかに戦術が機能したとしても、その前提となる個の技術が、強豪国と言われる国に近づかない限り‥
ワールドカップで、ベスト8の壁を破るのは難しいと思います。
今回の試合の日本代表は、強豪国のドイツ代表に対して‥
そこまで決定的に個の力の差があるわけではないというところを見せてくれたこと、感じさせてくれたこと‥
素人目にも、そこに日本代表の大きな成長を感じました。
日本代表の成長と観戦の醍醐味‥
森保監督がボランチとして出場していた「ドーハの悲劇」に始まり‥
初出場のフランスワールドカップから、長らくサッカー日本代表を応援してきた中で‥
毎回のワールドカップの度に、「日本代表が強くなったなあ」と感じてきましたが‥
今回の試合では、昨年のカタール・ワールドカップからまた一段、チームが成長してきているなと感じました。
日本がワールドカップで決勝まで勝ち進む、優勝を目指すというのが‥
個人的には、少し前までは、なかなか現実味を持って考えるのが難しかったのですが‥
今では、このまま日本代表が成長を続けていけば‥
「自分が生きているうちに、ワールドカップ決勝戦まで、日本代表が辿り着く可能性はあるかも」
と感覚的に思えるようになってきました。
Jリーグの発足によるサッカーのプロ化や、育成システムの進化など、サッカーに携わる方々の様々な努力や工夫によって‥
日本サッカーが日進月歩で成長している様子を目の当たりにできるのも‥
サッカー観戦をしている醍醐味だなと、つくづく感じます。
歴史の積み重ねが、組織の成長、チームの成長、選手の成長にどう影響し絡んでいくのか‥
どのように歴史を刻んで成長していくのかというのを観察し続けることで‥
サッカーというカテゴリーに留まらず、組織、そして人が成長していく上でのヒントが見えるように感じています。
ドイツ代表について
今回のドイツ代表は、先のカタールワールドカップから続き、核となるFWがいないのかなという感じで‥
今回の試合では、いわゆるセカンドトップタイプのハフェルツ選手がワントップの位置に入っていました。
しかし、ハフェルツ選手は前線でボールを収めるようなタイプではなく‥
いわゆるトップ下的なポジション、2列目から飛び出していくような選手なのかなという感じがしました。
ドイツ代表のサイドからクロスが上がったような場面では、ゴール前にMFのギュンドアン選手1人しか飛び込んでいなかったり‥
ゴール付近まで行くものの、誰がストライカーとして得点するのかな?という感じがありました。
‥ちょっと前の、浦和レッズを観ているような感じがしました‥汗
今回の試合では、ボランチのキミッヒ選手をサイドバックで起用したりするなど‥
過去のワールドカップで優勝していた頃のドイツ代表と比べると、スタメン・リザーブの選手共に、全体的に選手層が薄く‥
ドイツ代表選手全体の力が少し落ちている時期なのかなという印象を受けました。
この試合を含め、ドイツ代表はここ直近の公式戦3連敗、5戦勝ち無しだそうです‥泣
Jリーグと同様、世界のサッカーも、上位と下位との差が縮まってきていて‥
日本代表も、いわゆるこれまでの強豪国と言われる国に対して、十分に勝つチャンスがあるのかなと、改めて思いました。
次戦の伊藤敦樹選手の出場を期待
そして今回の日本代表には、浦和レッズの伊藤敦樹選手が、数少ないJリーグから選出された選手として代表活動に参加しています!
残念ながら今回の試合では、出場機会はありませんでしたが‥
次の試合は、中2日で現地時間9月12日(火)のトルコ戦‥
試合間隔が短いこともあり、次の試合では出場機会が訪れる可能性大です!
今シーズン、浦和レッズで更なる成長を見せている伊藤敦樹選手が‥
日本代表に入って、ヨーロッパの代表チームを相手にどこまでプレーできるのか、とても楽しみです!
また伊藤選手を通じて、浦和レッズのチームとしての現在地も再確認できるかもしれません。
阿部勇樹選手、長谷部誠選手、遠藤航選手などに続き‥
浦和レッズからまた1人、日本代表の中盤の核、ボランチのキーマンとして‥
将来の日本代表の中盤を担っていけるような、そんな希望を持てるような活躍を期待しています。
終わりに
浦和レッズは、今夜、9月10日の夜に、ルヴァン杯vsガンバ大阪戦の第2戦を迎えます。
第1戦では、後半は相手に押し込まれて苦労したものの、しぶとく1点差を守り切りました。
中2日、3日と続く厳しい試合日程の中ではありますが‥
今季、ACLに続く二つ目のタイトルを勝ち取るために‥
チーム・選手一丸となって、何とか勝利を勝ち取って欲しいですね!
我々浦和レッズサポーターは、目の前の一戦一戦を‥
常に全力で熱く冷静に応援、サポートしていくのみです!