はじめに
2024年4月28日(日)、2024年リーグ戦第10節、vs名古屋グランパス戦がホーム埼スタで行われました。
結果は、2ー1で浦和レッズが、見事に勝利!
内容的には、まだまだという部分はあったのかもしれませんが‥
特に今節は、上位陣が軒並み勝ち点を取りこぼしていたので、何としても勝ち点3が欲しかった中で‥
見事、浦和レッズが価値ある勝利、勝ち点3を得ることができました!
今回も、そんな試合を観て感じたことなどを綴ってみたいと思います。
※サッカーの素人が、チーム状況を勝手に想像しつつ述べた個人的見解です。
実際のチーム状況とは異なる部分が多々あるかと思いますが、その前提でご覧ください。
試合の感想など
攻撃陣が徐々にチームにフィット!
今回の試合では、前節のルヴァン杯vsガイナーレ鳥取戦に引き続き、フル出場でチームの勝利に貢献した中島選手!
この試合でも、アイデアのあるパスで決定機を演出したり‥
ボールを持ったらまずは前を向く技術、そして卓越したテクニックでボールキープを披露するなど‥
様々なプレーで、観客を魅了してくれました。
また、この試合も右WGで先発し、追加点となるPKを獲得した前田選手や‥
そのPKをしっかりと決めると共に、前線で身体を張ってのポストプレーで、攻撃に転じるための時間を作っていたサンタナ選手など‥
攻撃的な選手達が、徐々にチームにフィットしてきつつあるのを感じます!
第10節を終えて、浦和レッズの総得点は14点、リーグで同率5位です(1位は、FC東京の17点)。
今後、攻撃的な選手達が、試合を重ねるごとに今季のヘグモ監督の目指すサッカーを理解して‥
チームによりフィットし、得点を量産していってくれるのを、大いに期待しています!
守備陣の頑張りと流石のショルツ選手!
この試合では、怪我から復帰したショルツ選手が、復帰後、初のフル出場!
ホイブラーテン選手など、周りの選手との連携や、気の利いた守備で、決定機をことごとく防ぐなど‥
流石の働きを魅せてくれました!
ショルツ選手の不在の間、佐藤選手がその穴を埋めて余りある、期待値以上のプレーを魅せてくれていましたが‥
今のヘグモ監督のサッカーでは、攻撃に厚みを持たせるべく、前に人数をかけている時間が多いので‥
少ない人数でも守り切る、選手間の連携と、卓越した個の力が求められていると思います。
そんな中で、鋭い読みと秀でた個の力、更に周囲と連携して鉄壁の守備網を構築できるショルツ選手の復帰は‥
とても大きいなと、改めて感じます。
1試合の中で、危ない場面で一つでも失点を減らせるならば‥
1点差で負けている試合を引き分け試合に、引き分けの試合を勝ち試合にすることができます。
第10節を終えて、浦和レッズの総得点14点に対し、失点は13点と、失点の多い方から数えて、こちらもリーグで同率5位となっています。
今後は、復帰したショルツ選手を中心に、守備陣の頑張りで失点を1点でも減らして‥
上位進出に向けて、一つでも多く勝ち点を積み重ねていけるよう、守備陣の頑張りに期待しています!
今季序盤(第10節)を終えての感想
そこまで悪くない序盤戦
昨シーズンの浦和レッズは、シーズン終盤に疲労等により失速したものの‥
ここ数年のチーム変革の成果が現れ始め、様々な面で、チームが成長していることが感じられていたので‥
今シーズンは、開幕前から、ファン・サポーターの優勝争いに向けての期待値は、かなり高かったと思います。
一方で、昨シーズンから監督が交代して、戦術は変更、フォーメーションは、4-2-3-1から4-3-3に変わり‥
より前目に人数をかける、攻撃的なサッカーへの移行を目指す中で‥
特に攻撃的な選手は、新加入選手が多く加わるなど‥
結果論ですが、チームが不安定となる要素は、多々あったように思います。
それを踏まえれば、現在の首位から勝ち点5差というシーズン序盤の状況は、決して悪くないように思います!
前半戦を終えて、徐々にチームが良い方向に向かっているのが感じられてきた中で‥
今は、チームや選手、我々サポーターも、我慢の時期なのかなと思います。
シーズン後半戦には、今よりも試合内容も良くなり、上位争いしていることを期待して‥
今は目の前の1試合1試合、内容よりも結果、一つでも勝ち点を積み重ねて‥
これ以上、上位陣との勝ち点差が開かないよう、何とか上位陣に喰らいついていきたいところですね。
選手の自立、監督の試行錯誤と柔軟性
ヘグモ監督は、今シーズン初めてJリーグに参戦し、日本という初めての国、日本人のメンタリティに触れていく中で‥
J1リーグのサッカー戦術そのものだけではなく、特に日本人選手達の生真面目さや、選手達への指導、声がけの反応など‥
多くの所で、試行錯誤を繰り返しながら、シーズン序盤を戦ってきたものと勝手に推測しています。
そんな中で、ヘグモ監督は、出場する選手達に対し、プレーを判断する際の、個々の選手達の自立を強く求めているように感じます。
監督として、ある程度のやり方や方向性は示しつつも‥
自分自身で考えてプレーする比重を高く求めているように感じます。
昨シーズン優勝したヴィッセル神戸の、ストロングポイントの一つとして‥
大迫選手や武藤選手、山口選手や酒井高徳選手などを中心とした、経験豊富な選手達の‥
選手達の成熟度、個々の選手の判断力、自分達で考える力、というのがあるように思います。
今シーズン、岩尾選手が出場していた試合で、チームがうまく機能していたのは‥
岩尾選手が、自らどうプレーすべきか考えて行動できる判断力を持っていたからなのかなと推測しています。
またヘグモ監督は、序盤戦の浦和レッズの選手達の、戦術規律からの「はみ出し方」がもの足りなく感じていたのかもしれません。
今節、中島選手が躍動しチームがうまく回っていたのは‥
中島選手の規律からの「はみ出し方」が良い方向に作用したからなのかもしれません。
ヘグモ監督は、選手の規律からの「はみ出し」をある程度許容する監督‥
戦術規律は示しつつも、それに過度に固執することのない、割と柔軟性のある監督なのかなと、最近は感じています。
さらに、ヘグモ監督は、シーズン序盤は選手をある程度固定して起用したりしていましたが‥
最近では、選手を入れ替えて起用し、今節では初めて先発起用した安居選手が得点を決めるなど‥
試行錯誤する中で、変化していくことを厭わない監督のように思います。
今後も、ヘグモ監督が日本という国、Jリーグというリーグ、日本人のメンタリティなどを更に理解していく中で‥
状況に応じて柔軟に対処しながら、自身の持てるチームマネジメント力を存分に発揮して‥
チーム・選手の成長と自立を促し、リーグ優勝に向けて、チームを成熟させていってくれることを期待しています!
終わりに
今シーズンは、開幕前のファン・サポーターの期待値が高かった分‥
いざシーズンが開幕してから、開幕前は予想もしていなかった状況、チームが上手くいっていない感が強く感じられ‥
とにかくもどかしかった、そんな今シーズンの序盤戦でした。
しかし、今シーズンは監督や選手、戦術を変わったことなどを踏まえれば‥
今の状況は、そこまで悲観するような状況ではないと思います。
今後に向けて、チーム・戦術の伸びしろを含めて、大いに期待が持てる状況にあると思います!
引き続き、我々サポーターは、目の前の一戦一戦を、全力でサポートしていくのみですね!