●2023シーズン開幕戦・浦和レッズvsFC東京

目次

はじめに

いよいよ2023シーズンのJリーグが開幕しました!

待ちに待った浦和レッズの開幕戦、アウェイ・味の素スタジアムでのFC東京戦に現地参戦しましたが‥

結果は、0ー2であえなく敗戦‥‥泣

開幕戦は、形はどうあれ、何とか結果が欲しかったところですが‥

1日経って、敗戦の気持ちの整理もついてきましたので‥

今回は、現地参戦してきて感じたこと

個人的に勝手に想像する、浦和レッズのチーム状況などを綴ってみたい思います。

現地の雰囲気

今回は開幕戦ということもあり‥

飛田給駅から会場に向かう道も、明らかに通常のリーグ戦よりも人が多いなという印象でした。

実際の観客数は、公式発表では38,051人とのことです。

昨シーズン、同じくアウェイ・味の素スタジアムでの2022.4.10のvsFC東京戦が22,429人でしたので‥

数字上では約1.7倍くらい多く観客が入っていたようです。

今回は開幕戦、そして今シーズンから一席空けずの声出し応援が解禁になったこともあり‥

アウェイ浦和レッズのゴール裏の応援の声は、昨年よりも明らかに大きくなっていました。

試合開始時の「We are Reds」コール!

ゴール裏以外の席では声出し応援が不可だった昨シーズンは、ほとんど使われなかったコールだと思います。

久々の「We are Reds」コールには鳥肌が立ちました!

試合中も、昨シーズンよりも両チームとも応援のボリュームが大きくなったこともあり‥

ピッチ上の選手達のコーチングの声は、ほとんど観客席には聞こえなくなりました。

おそらくピッチ上の選手間でも、コーチングの声はだいぶ聞こえづらく、あるいは通らなかったのではないかと思います。

例えばボールを受けた選手に、周囲の選手が「前を向けるぞ」と声で知らせることができなくなったり‥

その辺りも試合運びに影響があったのかなと想像しました。

アウェイでも浦和レッズサポーターが、あの声量で応援していましたので‥

早くホーム、満員の埼スタでの大声援で、選手を後押ししたいなと、強く感じました。

試合展開を観察

試合展開は、今季スコルジャ監督が掲げる「ハイプレス」を実行して、前半途中まではどちらかと言うとレッズがペースを掴みつつあるのかなという印象でした。

しかし、開幕戦ということもあり、FC東京も強度の高い守備で、球際での争いとなり、徐々に拮抗した感じの前半となり‥

後半は、前半のハイプレスの疲れからか、中盤にスペースができてきて、徐々にFC東京に押し込まれる展開になり‥

レッズの右サイドを破られて、そこから2失点。

残念だったのは、失点後の浦和レッズの選手達の振る舞い‥

特に2点目の後などは、多くの選手が意気消沈して下を向いてしまったところです。

押し込まれ続けた中での失点だったので、気持ちが折れてしまったのかもしれませんが‥

昨シーズンのキャプテン、GKの西川選手が、手を叩いて味方選手を鼓舞していましたが‥

これからも、ギリギリの戦いの中では、何度も追い込まれてしまう場面があると思います。

西川選手以外にも、フィールドプレイヤーにもベテラン選手なども出場していましたので‥

あのような場面で、気持ちを切り替えて‥

周囲を鼓舞し盛り上げる、リーダーシップを発揮できる選手が出てきて欲しいなと、強く思いました。

守備面を観察

守備面では、今シーズンのディフェンスラインは、ショルツ選手が左CBから右CBに移ったり‥

ホイブラーテン選手がチーム合流から間もない中で、初のJリーグ公式戦だったりしたこともあり‥

予想されていたことではありますが、ラインが下がってしまったり、バラバラになっている時間帯があったり‥

試合トータルで見ると、ディフェンスライン全体としては、またまだ連携不足、不安定な感じは否めませんでしたね。

一方で、ショルツ選手が安定感のある守備で何度も空中戦で跳ね返していたり‥

ホイブラーテン選手がスピード溢れる走りで守備をしているなど‥

選手個々の力は、Jリーグトップレベルにあると思いました。

これからも試合を重ねて、SBやボランチとの連携が高まってくれば、今シーズンも強固なディフェンスラインを構築できそうだなと感じました。

攻守の切替を観察

この試合では、守備でボールを奪った後、攻撃に移る際に、ボールを預けて時間を作れる人がいない印象で‥

いわゆる、縦に早く急ぎすぎていた感じがしました。

タメが作れず、ボールを奪ってもすぐにまたボールを失ってしまったので‥

選手が息をつく暇がなく、特に後半になって、体力を奪われてしまった印象です。

例えば前線の選手でも、あるいは中盤の選手でも、他の選手が上がっていける時間を作れるように‥

どの選手に預けるのか場面によって約束事を決めるなど‥

今後、どのようにチームとして修正・改善していくのか、注目していきたいと思います。

攻撃面を観察

攻撃面では、今シーズンの浦和レッズの選手達は、現時点では、個の力で打開していける選手は少ないので‥

組織の力で、相手の守備を打開していく必要があると思いますが‥

その構築には、少し時間がかかりそうですね。

右サイドのモーベルグ選手は絶不調だったようで‥汗

一方で、前半の酒井選手の前への推進力は凄まじく‥

さすがは日本代表の右SBといった感じでした。

しかし、酒井選手が猛スピードでサイドを駆け上がっていっても‥

前線の選手が酒井選手のプレースピードに追いつけていない場面が散見され‥

酒井選手は、もう少し早いタイミングでクロスを上げたいのでしょうが、中の選手が追いついていないのでスピードを緩めてしまったり‥

酒井選手の出したいタイミングに前線の選手が追いついてくれば、今後はもっとチャンスが増えてきそうな感じがしました。

また、リンセン選手は、前線で孤立しサポートが少なかったのかもしれませんが‥

サイドに流れるプレーが多く、その空けたスペースに、小泉選手や大久保選手が入ってきていました。

小泉選手や大久保選手は、得点よりもパスやドリブルに特長のある選手なので‥

リンセン選手がもう少しサイドに流れず、真ん中で勝負できるようにするなど‥

チームとしての攻撃の構築・整理はこれからなのかなという印象を持ちました。

そして今後、優勝争いをしていくためには、前線に個の力で勝負できる選手が、あと2、3人は必要だなと感じました。

スコルジャ監督の感想を想像

開幕戦は、スコルジャ監督にとって、日本のJリーグ、日本人中心のチームを率いての初の公式戦でした。

試合前、監督本人が「リーグのプレッシャーの下での選手の姿を見られる(浦和レッズオフィシャルWebサイト(2023/02/16)」という発言をしていました。

開幕戦を通じて、選手の特徴や個性はもちろんのこと‥

日本人のメンタリティーや勤勉性などについても、いろいろと気づいたこと、感じたことがあったのではないかと推測しています。

この試合、もしかすると監督は、選手達がここまで忠実に、自分の指示したタスクをこなしたことに驚いているかもしれません。

ポーランドリーグなどこれまでの率いてきたチームの経験から、選手達は「もう少し自己主張して個性を出してプレーするもの」と思っていたかもしれません。

思いのほか、選手達が自己判断で好き勝手にプレーしなかったこと、そのおかげで単調な試合展開になってしまったことに気づいたかもしれません。

試合の後、監督自身も、「特に後半は細かく分析したいと思っています。(浦和レッズオフィシャルWebサイト(2023/02/18)」と言っていました。

プレシーズンからの発言等から、個人的にスコルジャ監督は、選手コーチ含めて、どうやって人を動かし導いていくのか、マネジメント力に優れた監督だと想像しているので‥

今後、どのようにチームを修正していくのか、期待して待ちたいと思います!

1年間の長いリーグ戦なので、開幕戦は、あえて昨シーズンのメンバーをある程度踏襲して選んだのかなと思います。

ここから約2ヶ月後にACLの決勝がありますので‥

まずはそこに向けて、今後、少しずつチームを組み直していくと思います。

2ヶ月後のACL決勝では、スタメンの選手が、開幕戦とはだいぶ変わっているかもしれません。

今後、チームが徐々に変化をしながら、どう進んでいくのか、期待して、楽しんで観戦していこうと思っています。

終わりに

2023シーズンが開幕し、あまりチームを立て直す時間もない中で、すぐに次の試合がやってきます。

次戦は、元々、浦和レッズとの相性が良くない上に、昨シーズン優勝しチームが完成期に入りつつある横浜Fマリノス戦‥

そして次々戦は、これまた浦和レッズとの相性があまり良くない印象の、セレッソ大阪戦‥

開幕戦、勝利できなかった中で、シーズン序盤は、難敵との対戦が続きます。

とはいえ、シーズン序盤はなかなか安定した戦いは望めなかった中での開幕でしたので‥

何とかシーズン序盤は上位陣から勝ち点を離されないように乗り越えて‥

シーズン中盤から後半に向けて、チーム力を上げて、リーグの優勝争いに絡んでいけるよう

引き続き、我々ファン・サポーターは、チームを忍耐強く、しっかりとサポートしていきましょう!

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この記事を書いた人

シーチケ歴12年目の浦和レッズサポーター
応援する気持ちを表現・共有したくブログ発信
『サッカー観戦・応援で人生を豊かに』

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