●2023ルヴァン杯GS第2節・浦和レッズvs清水エスパルス

目次

はじめに

3月26日(日)、2023年ルヴァン杯GS第2節、vs清水エスパルス戦が行われました。

試合結果は、浦和レッズが優位に試合を進めていたものの‥1ー1での引き分け‥

印象としては、浦和レッズが勝てそうな試合を逃してしまった感じで‥

悔しさの残る引き分けとなりました‥泣

今回も、この試合を観て感じたことなどをつれづれ綴ってみたいと思います。

※サッカーの素人が、チーム状況を勝手に想像しつつ述べた個人的見解です。

 実際のチーム状況とは異なる部分が多々あるかと思いますが、その前提でご覧ください。

試合全体の印象

今週も駒場スタジアムで、雨の中での試合となりました。

しかも雨が結構強めに降っていたこともあり‥

試合が進むにつれ、選手達が足を滑らせるシーンが頻発していました。

あのショルツ選手ですら、足を滑らせていたので‥

結構難しいピッチコンディションだったように思います。

しかし、そんな中で‥

特に前半、浦和レッズが優勢に試合を進め‥その中でリンセン選手が、移籍加入後初得点!

その後も、浦和レッズが押し込む時間が多かった試合ではありましたが‥

後半、浦和レッズの選手交代の後、チームが落ち着かない時間帯に‥

清水エスパルスのベンジャミン・コロリ選手に、一瞬の隙を突かれてミドルシュートを叩き込まれて失点‥泣

その後は、両チーム一進一退の攻防が続き‥

両チームに決定機が訪れ‥

牲川選手のファインセーブがあったり、興梠選手の一対一のチャンスがあったりしましたが‥

そのまま両チーム追加得点はなく試合終了となりました。

前半、浦和レッズが優位に試合を進めていた中でしっかりと得点できて、良い流れの試合ではありましたが‥

結果的には、浦和レッズがその時間帯に追加点が取れなかったこと‥

そして後半、選手交代の後の落ち着かない状況の中で、失点してしまったことで‥

勝てそうな試合を落としてしまった、悔しい引き分けとなってしまいました‥泣

しかし、以前のような、押し込んでいても得点が取れず、隙を突かれて失点し、負け試合になってしまっていたようなところから‥

今は徐々に、いい時間帯に得点を取れるチームになってきているので‥

このままチームの得点力をあげていくと共に‥

選手交代の後や得点の後など、チームの集中力が落ちてしまう時間をできるだけ少なくしていくことで‥

より勝負強く、しぶとく勝ちを拾っていけるようなチームになっていって欲しいですね!

守備面での印象

ディフェンスライン

今回の試合は、今シーズン初めて、岩波選手が右CB、ショルツ選手が左CBに入り‥

昨シーズンの不動のCBコンビが復活しました。

右SBは不動のキャプテン酒井選手、左SBは今シーズン初先発の荻原選手というディフェンスラインでした。

さすが昨シーズンのCBコンビ、試合開始から安定していた印象でしたが‥

ショルツ選手とホイブラーテン選手のCBコンビとは、少し立ち位置が異なり‥

意図的なのかはわかりませんが、岩波選手はあまりサイドに開かず、中央の深めの位置に下りていて‥

ショルツ選手が少し左前方に位置していました。

そのおかげなのか、清水エスパルスの選手は、前半は岩波選手まで深くプレスをかけてくることは少なかったような‥

またショルツ選手が少し前目にポジションしているにもかかわらず‥

荻原選手は、試合序盤は立ち位置が少し後ろ過ぎたようで‥

ショルツ選手に少し前にポジションするよう促されたりしていました。

左サイド

一方で、左WGの位置にいる小泉選手は、そこまで前目には位置取りをせず、裏抜けしたりもしない感じだったので‥

前半の左サイドは、特に荻原選手が、窮屈そうにプレーしている印象を受けました。

また、小泉選手が少し中央寄りに位置取っている事が多かった事もあり‥

清水エスパルスのカウンター攻撃を受ける際、浦和レッズの左サイド、相手の右WGの選手に大きく展開され‥

大外に位置する相手右WGの選手に対して、マークに付くのが遅れてしまうシーンが散見されました。

この試合では、左CBにショルツ選手、左SBに荻原選手と、いつもと選手が入れ替わっていたこともあり‥

今回のメンバーでの左サイドの守備〜攻撃の連携が良くなるには、もう少し時間が必要なのかなという印象を受けました。

プレッシング

また、特に前半は、相手ボールの際、浦和レッズの選手が前線からプレスをかけて追い込んでいたこと‥

そして、清水エスパルスの選手が、そこまで球際厳しく寄せてこなかったこともあり‥

岩尾選手、伊藤選手の両ボランチを中心に、中盤では安定してセカンドボールを拾えていました。

一方で、浦和レッズが先制した後の時間帯‥

それまで機能していた前線からのプレスが弱まり‥

清水エスパルスが前に出てきたこともあって、セカンドボールを拾えなくなり‥

清水エスパルスに、少し押し込まれてしまう時間帯がありました。

以前は、そこで我慢しきれず、得点後すぐに失点を喫してしまうという悪癖が見られましたが‥

この試合を含め、最近の試合では、何とか持ちこたえることができています。

しかし、得点を決めた後、勝ち越した安心感からか、前に出るパワーが落ちてしまい‥

ズルズルと後ろに下がってしまい、危ないシーンを作られてしまう

今後は、そういったシーンをできるだけ少なくしていけるよう‥

チームとして、そうした時間帯にあえて守備の強度を上げてみるなど‥

今後チームとして、やるべきことの意思統一が進んでいって欲しいなと思います!

牲川選手

また、初出場となったGKの牲川選手!

試合終了間際のビッグセーブはもちろん、試合中も何度も、落ち着いたセービングでゴールマウスを守っていました。

また、ビルドアップの場面でも、とても落ち着いたボール捌きやキックなど‥

初出場とは思えない、安定感あふれるプレーに本当に驚きました

浦和レッズのGKは、本当にレベルが高い選手が揃っているなと、改めて実感しました!

失点シーン

そして後半の失点のシーン‥

浦和レッズの選手交代の後、落ち着かない時間帯に、清水エスパルスのショートカウンターでスルスルと前進されてしまい‥

ベンジャミン・コロリ選手のミドルシュートの一撃で失点‥

前半からのプレスの影響もあってか、浦和レッズの選手達に疲れが見え始め‥

選手交代によるポジションの不安定さも相まって、隙を突かれた感じの失点でした。

後半の疲れが見え始めたなかなか難しい時間帯だったように思いますが‥

そんな危ない時間帯でも、チームとしてやるべきことを意思統一して‥

しぶとく守れるようなチームになっていけると、リーグ優勝も近づいてくるのかなと思います。

今回の失点を教訓に、今後、スコルジャ監督がどのようにチームを導いていくのか、注目していきたいですね。

攻撃面での印象

攻撃時の連携

攻撃面では、特に前半は、昨シーズンまでのリカルド・ロドリゲス監督のサッカーを継承した感じの選手の立ち位置で‥

小泉選手、大久保選手、関根選手を中心に、前目の選手達が目まぐるしく流動的にポジションチェンジをしつつ‥

清水エスパルスゴールに迫るシーンを数多く作っていました。

また、両サイドから崩していこうとする意図が感じられるシーンも多く‥

特に右サイドでは、関根選手と伊藤選手、酒井選手のトライアングルによる波状攻撃で、何度か惜しいシーンを作っていました。

得点シーン

そして念願の得点シーン、やはり荻原選手のクロスは一級品で!

大久保選手が大外を走り、相手選手を引きつけてくれたことでできた内側のスペースを使って前に進出し‥

アーリークロスから、リンセン選手の移籍後初ゴールをお膳立てしてくれました!

荻原選手の正確なキックと‥

点で合わせるボールに1人で飛び込んでシュートし、ゴールに繋げたリンセン選手!

浦和レッズの攻撃が少し膠着しかけていた中、2人の選手の個の力で、強引にゴールをこじ開けた素晴らしい得点でした!

以前よりも、押し込んでいる時間帯に得点を取れるチームになってきつつあり‥

チームとして、徐々に得点力が上がってきていることを実感します!

リンセン選手など

一方で、この試合でも、まだまだリンセン選手と周囲の選手との息が合わないシーンが散見され‥

リンセン選手の動き出しに対してパスが出てこなかったり‥

リンセン選手がボールをスルーしても、その先に選手が走り込んでいなかったり‥

そのあたりが合ってくると、リンセン選手はもっともっと得点を量産してくれそうな予感がします。

今後、どんどん試合をこなしていく中で、リンセン選手と周りの選手との連携がスムーズになっていくのを楽しみに待ちたいと思います!

そして後半開始時の入場の際、リンセン選手が今までにない明るい表情をしていたのを見て‥

リンセン選手は、得点できたことで少し吹っ切れたのかなという印象を持ちました。

後半のプレーでは、オーバーヘッドキックでのシュートを打つなど、今までよりも積極的にプレーしているように感じました。

また、同じく後半開始の際、スコルジャの指示を小泉選手、大久保選手、関根選手の3選手が真剣に聞いている様子を見て‥

選手達のスコルジャ監督への信頼、リスペクトを感じました。

結果が出始めていることで、選手達が徐々に手応えを感じ、チームが良い循環、良いループに入ってきている感じがします。

興梠選手

そしてロスタイム、興梠選手が抜け出し、ループシュートを狙ったものの、惜しくも枠外‥惜

モーベルグ選手にパス出せれば得点、というようなシーンでもありましたが‥

興梠選手も今シーズン、レンタルから復帰後、浦和レッズでまだ得点を取っていないので‥

自分で決めるという強い思いが出て、自分でシュートを打ったのかなと思いました。

年齢は重ねていても、実力は疑いようのない興梠選手なので‥

コンスタントに試合に出場していれば、初得点は時間の問題だと思います。

鹿島アントラーズから浦和レッズに加入した年も、PKを外すなど初得点まで少し苦しんで‥

確か初得点は、5月の湘南ベルマーレ戦だったように記憶しています。

興梠選手のレンタル復帰後、初ゴールがいつ決まるのか、早く来ないかなと、今後も楽しみにして待ちたいと思います!

終わりに

今回は、チームが良いループに入ってきていると感じる状況の中での試合だったので‥

何とか勝利という結果が欲しかったところですね!

次戦は、3月31日(金)、リーグ戦第6節、vs柏レイソル戦。

いよいよ新加入FWのホセ・カンテ選手が出場するかもしれません!

今の上昇ループに入りつつある浦和レッズに、どんな攻撃のアクセントを加えてくれるのか、今から待ち遠しいですね。

約1ヶ月後に迫ったACL決勝に向けて‥

このままチームの上昇気流が加速し‥

3度目の栄冠に向け、チームが仕上がっていくのを、大いに期待して待ちましょう!

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この記事を書いた人

シーチケ歴12年目の浦和レッズサポーター
応援する気持ちを表現・共有したくブログ発信
『サッカー観戦・応援で人生を豊かに』

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